ニッタク

ブランドムービー
コンセプトワーク・アートディレクション・撮影・動画作成

大手卓球用品メーカーである日本卓球株式会社(ニッタク)様より、ブランドの象徴とも言える卓球ボールのブランドムービー制作をご依頼いただきました。1920年の創業以来、100年以上の歴史を歩み続けてきたニッタク様は、国内工場で唯一の国際公認球を製造する、卓球界において文字通り「本物」を追求し続けてきたパイオニアです。

今回のプロジェクトは、世界大会をはじめとする大規模なイベントやメディアで広く展開できる広告映像が必要になったことを機に始動しました。すでに高い認知度を誇る同社ですが、その裏側にある「100年続く圧倒的な歴史」や「国内唯一の公認球製造という事実」といったブランドの本質的な価値を、まだ世の中に伝えきれていないという課題を抱えていました。
ドットゼロでは、これまでにも同社のキービジュアルや冊子制作を通じてデザインの伴走を続けてまいりました。そうした中で培われた私たちのデザインクオリティに対する確かな信頼を背景に、今回、満を持して映像制作を任せていただく運びとなりました。
制作にあたっては、ニッタク様が持つ「100年続く信頼」という確固たる価値と、妥協を許さない製造技術を映像で具現化し、ブランドイメージをさらなる高みへ引き上げることを最大の目的としています。

解決へのプロセスとして、私たちはまず工場へのロケハンを行い、製造現場の状況を肌で感じるところから始めました。研ぎ澄まされた空気感の中で、一つひとつの工程に注がれる職人の眼差しや、機械が刻む正確なリズムを直接体感することで、映像の核となるコンセプトを磨き上げていきました。デザイン戦略の軸として据えたのは、軽快なスポーツのイメージを凌駕する「重厚感のある世界観」の構築です。100年を超える歴史の重みや、製品一つひとつに対する作り手の責任感を視覚的に表現するため、あえて彩度を抑え、明暗のコントラストを強調したシネマティックなトーンを徹底しました。

専門的な施策としては、製品の信頼性を極限まで高めるため、映像の密度(情報量)のコントロールに注力しています。例えば、精密なボールのディテールを捉えるマクロ撮影や、製造工程の緻密さを伝えるカットの積み重ね、そして製品への信念を象徴する「職人の鋭い視線」を効果的に演出するためのカラーグレーディングなど、細部にわたって調整を重ねました。また、テロップデザインにおいても、映像の質感を損なわないタイポグラフィを追求し、静止画デザインで培ったグラフィックの知見を時間軸のある映像表現へと昇華させています。


ディレクターコメント

特にこだわったのは、機械的な製造ラインのなかに「人の意思」を感じさせるディテールの追求です。
ロケハンで目の当たりにした、機械だけでは決して生み出せない製品の付加価値や、作り手の強い信念を、統一されたデザインによって深く演出することで、同業他社にはない圧倒的な説得力を持たせています。この徹底した取り組みの結果、ニッタク様の歴史と信頼を象徴する、これまでにないブランドムービーが完成しました。
クライアント様からは「ブランドの良さが真っ直ぐに伝わる映像になった」と大きな喜びの声をいただくとともに、その成果は外部からも評価され、月刊「広報会議」にも掲載されるなど、多方面で反響を呼ぶプロジェクトとなりました。



本プロジェクトの「広報会議」掲載とプレスリリース

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担当アートディレクター Shimon Teramuraの経歴と視点

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