IGA LAB

製品パッケージ・イメージビジュアル・ブランドサイト
アートディレクション・構成・デザイン・撮影・コーディネート・コピーライティング・コーディング

豊富な臨床経験を背景に、一般皮膚科・美容皮膚科の両面から多くの肌悩みに向き合ってきた皮膚科医・伊賀 那津子 先生。SNS上では多くのフォロワーを持ち、美容感度の高いユーザーからも高い支持を集めてきました。そうした発信の延長線上で誕生したのが、ドクターズコスメブランド「IGA LAB – アイジーエーラボ」。その新商品であるクレンジングオイルの発売に合わせ、ブランド全体のリブランディングを運営会社である株式会社Cosmee様よりご依頼いただきました。

新商品の開発とリブランディングに際して、商品パッケージ、ブランドサイト、ブランドコンセプトの開発からKV(キービジュアル)の制作まで、一貫してクリエイティブを担当しました。既存商品は、その実力からリピート率が高い一方、視覚的なアプローチがやや硬質なため、新規顧客に距離を感じさせてしまうという課題がありました。そこで、「肌免疫ケア」「ポジティブ・フィードバック・サイクル」といったキーワードを軸に、肌の健やかさに焦点を当てたブランドストーリーを再構築し、医師としての実績に裏打ちされた信頼感と、日常に寄り添う情緒性を両立した世界観を目指しました。

デザイン面では、スキンケアの本質である“肌”そのものから着想を得て、スキンカラーをブランドのキーに。やわらかなトーンの中にも、地に足のついた芯の強さを感じられるよう、質感や演出にも細やかに配慮しました。
パッケージデザインは他社製品との差別化を打ち出し、KVはSNSで共有したくなるようなビジュアルを意識し、独自性とブランドの品格を両立させています。商品の効能や使用感にとどまらず、“持ちたくなる”佇まいを追求することで、新たな顧客層への接点づくりを図りました。

ブランドサイトは、情緒的な雰囲気だけでなく、ブランドの思想や商品の効能がカスタマーにしっかりと伝わるように構成を追求しています。デザイン性と機能性のバランスを保ちながら、コピー・KV・パッケージでつくりあげた世界感を、より魅力的に届けられるよう制作しました。全体を通して一貫性のある体験設計を行うことで、ブランドの価値をより強固に伝えられるアウトプットに仕上げています。

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