PROJECT

手渡した瞬間 会話が弾む ドットゼロ15周年ノベルティに込めた「記憶に残る」仕掛けとデザインの論理

May 2, 2026

ドットゼロは2024年、設立15周年を迎えました。
この節目に私たちが制作したのは、単なる「配り物」としての記念品ではなく、お客様との関係性をより深めるための戦略的コミュニケーションツールとしてのハンドタオルです。
なぜ、私たちは「タオル」という王道のアイテムを選び、そこにどんな「企み」を込めたのか。その制作の裏側にあるデザインの論理を紐解きます。

「開ける前」から始まる体験のデザイン

ノベルティにおいて最も重要なのは、手渡した瞬間の「期待感」です。 私たちは、中身のタオルをあえて隠し、特製の「紙管(筒)」に封じ込めるスタイルを採用しました。

・視覚のインパクト:鮮やかな特色パープルと蛍光イエローの配色。そして「.0」を大胆に配したタイポグラフィ。

・触覚の驚き:手に取った時の適度な重みと、紙管ならではの質感。

「これ、何が入っているんですか?」というお客様からの問いかけ。その一言が、15年間の感謝を伝える対話のスタートラインになります。


捨てられない「理由」を設計する

優れたノベルティは、受け取った後もお客様の視界に留まり続けます。 私たちは、タオルを取り出した後の紙管が「ペン立て」や「小物入れ」として再利用されることを前提に設計しました。
底面にはワンポイントで笑顔の顔文字を配し、内管にはフタを開けた瞬間にだけ見えるホログラム箔のロゴを。デスクに置かれたその筒が、ふとした瞬間にドットゼロを思い出していただくための記憶の接点として機能し続けます。


「選ぶ」というプロセスが会話を熱くする

このプロジェクトのハイライトは、全5色のカラーバリエーションです。 あえて1色に絞らず、シンプルながら刺繍糸との組み合わせで遊び心を持たせた5種類を展開しました。
弊社にお越しいただいた際、「どのお色が一番お好きですか?」と、お渡しする方と一緒にカラーを選ぶ。「普段の持ち歩くならこれですね」「オフィスに置くならこっちかな」と談笑しながら選んでいただく時間は、単なる贈呈の時間を、温かみのあるクリエイティブな交流へと変えてくれます。


細部に宿る「ドットゼロらしさ」の統合

デザインの細部には、私たちの現在の技術と遊び心を詰め込みました。

・「調和」の設計:無機質なQRコードをただ貼り付けるのではなく、デザインの一部として溶け込ませる工夫。QRコードそのものを美しい入り口へと仕立て、コーポレートサイトへと自然に誘います。

・「本物の質感」へのこだわり:鮮やかな蛍光色の再現や、内側に忍ばせたホログラム箔の輝き。

手に取った瞬間に「いいものだ」と直感的に伝わる印刷の質にこそ、私たちの誠実なモノづくりが宿っています。


デザインは関係性を更新する

「わたして終わりじゃない」
このノベルティを通じて私たちが再確認したのは、デザインとは単にモノを美しくすることではなく、人と人の間に新しいポジティブな感情を生み出すための「架け橋」であるということです。

15周年を迎えたドットゼロは、これからもお客様の期待を半歩先から超え続けるパートナーでありたいと考えています。


「ドットゼロ オリジナルノベルティタオル」 制作の舞台裏と実績詳細

ドットゼロが描く「パッケージデザイン」の価値とクリエイティブ

【プレスリリース】設立15周年記念ノベルティを制作|愛用されるためのアイテム選定と表現設計

担当アートディレクター Shoko Kawanoの経歴と視点

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Creative Direction : Masaki Takai
Art Direction : Masashi Hiyane, Haruka Amano
Art Direction & Design :Shoko Kawano

WRITTEN BY Shoko Kawano

ドットゼロ 執行役員 / アートディレクター。多摩美術大学卒業後、同社入社。コスメやスイーツ等の分野を中心に、洗練されたスタイリッシュさと柔らかな感性が共存するデザインを得意とする。現在はブランド全体を俯瞰した視点で数多くの企業、ブランドのクリエイティブを統括。ドットゼロのデザインを体現する存在。 Shoko Kawanoの経歴と視点