CULTURE

想いを価値あるカタチへ  プロジェクトを成功へ導くディレクションの本質

May 23, 2026

プロジェクト全体を俯瞰し、最適なデザインでお客様を「良き未来」へと導く。それがドットゼロにおけるディレクターの役割です。単なる進行管理に留まらず、企画提案からチーム設計、そしてクオリティの完遂まで。
多様な領域を横断し、クリエイティブの力を最大化させるその実態を、プロダクトデザイナー出身の執行役員  寺村 シモンへのインタビューから紐解きます。


氏名:寺村 シモン (Simon Teramura)
役職:執行役員 / ディレクター(現アートディレクター)

プロダクトデザイナーの経験を経たのち、2023年3月にディレクターとしてドットゼロに入社。デザイナーでの企画設計や予算管理などの経験から、的確なクリエイティブ目線を活かしたディレクションで、多岐にわたるプロジェクトをリードする。


「誰かのために」という原点|プロダクトデザインが教えてくれたこと

中学生の頃、革を自ら手縫いしてバッグを作ったことが、私のものづくりの原点です。そこから「自分の手で役立つものを形にする」ことに魅了され、プロダクトデザインの道へ進みました。

大学時代、多くのコンテストに参加し、職人の方々と実制作に取り組む中で培ったのは、単なる自己表現ではなく、「日常の不便を解消する機能性」を追求する姿勢です。「なぜこのサイズ、この形である必要があるのか」。その本質的な問いに向き合う日々が、今のディレクションの基礎となっています。

一貫して責任を持つ|デザイナーとして向き合った「ブランドへの誠実さ」

前職のバッグメーカーでは、デザイナーとして企画から生産管理、撮影ディレクションまで、あらゆる工程に携わりました。「商品をデザインした者が、最もその価値を理解している」という環境下で、表現の細部にまで責任を持つこと、つまりブランドとしての信頼を守ることの重みを、身をもって経験してきました。
しかし、一人のデザイナーとして関われる領域には限界もあります。もっと多様なジャンルで、より大きな視点からクリエイティブに関わりたい。その想いが私を「ディレクター」という新天地へと向かわせました。



ドットゼロで見つけた|個性を尊重し「半歩先」を歩む文化

転職活動中、ドットゼロの面接で驚いたのは、私の経歴や根底にある想いに対して、驚くほど真摯に向き合ってくれたことです。「この会社は、人の個性を大切にしている」と直感しました。

入社して実感したのは、ドットゼロのディレクター業務の深さです。私たちの仕事は、お客様の課題を抽象的なままにせず、クリエイティブの力で「最適解」を可視化すること。
ドットゼロには、代表の経験から生まれた「想いを ブランドへと紡ぐ」という大切なバックボーンがあります。私たちはこのコンセプトを胸に、お客様の期待に寄り添い、その「半歩先」から理想の未来へとエスコートするプロセスを一貫して担っています。

「執行役員」として|チームの成熟に向き合う

2025年3月より執行役員を任され、視座はさらに変化しました。これまでは「個別の案件」を成功させることが主眼でしたが、今は「チーム全体がいかに成熟し、利益を生み、そして何より楽しめる構造を作るか」を追求しています。
役員になったからといって、やるべきことが劇的に変わるわけではありません。しかし、組織全体を俯瞰する「経営の視点」を持ったことで、ドットゼロという会社そのものを、世の中から信頼されるブランドへと育てていく面白さを感じています。



誠実なものづくりの先に|琴線に触れる価値を

デザインの本質は、見た目の美しさだけではなく、「誰の、どんな課題を、どう解決するか」にあります。私が大切にしているのは、相手に真摯に向き合い、柔軟に、かつ誠実にものづくりに取り組むことです。
自身の軸を言語化し、ブレずに価値を示し続けることが、結果的にお客様との信頼関係を深め、ブランドとしての価値を高めていくのだと信じています。お客様の想いを一本の強い糸にするように。これからもチームとともに、新しいクリエイティブの可能性を紡ぎ続けていきます。



代表 高井よりメッセージ

ディレクターはチームの中心であり、プロジェクトの進むべき道を示す、コンパスのような存在です。私が常に伝えているのは「お客様の半歩先に立ち、先導する」ということ。
お客様自身もまだ気づいていない潜在的な課題を見出し、冷静にモノゴトを俯瞰する。その研ぎ澄まされた視界こそが、ドットゼロのクリエイティブをより高いステージへと押し上げ、関わるすべての人を理想の未来へと導く力になると確信しています。

2026年現在、寺村 シモンはこれまでのディレクション経験に加え、プロダクトデザイナー時代に培った高いクリエイティブ能力と視点を活かし、アートディレクターとしてプロジェクトをリードしています。単なる進行管理の枠を超え、デザインの核心部分から深く関わることで、ドットゼロが追求する「本質を射抜くクリエイティブ」のさらなる深化を担っています。



アートディレクター Shimon Teramuraの経歴と視点

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WRITTEN BY Masaki Takai

ドットゼロ 代表。BEAMSを経て同社を設立。資生堂や星野リゾート、ゴディバ等、数多くのグローバルブランドのブランディングやデザインを請け負うトータルデザインカンパニーを率いる。時代に流されない「人の琴線に触れるクリエイティブ」を追求。本質を突く思考と視座で、企業の良き未来を半歩先からエスコートする。 高井雅己の思考と視座